
美咲の義母・久瀬千鶴を演じる緒方は「やっぱり人間模様だと思うんですけど、みんな決してきれいな人間ではないというか、これがすごくリアルなんじゃないかなと思っていて。人間の醜さや汚い部分、愛情だったりが剥き出しで描かれている作品なので、それぞれの役に対しての皆さんの感想もあるんじゃないかなと。美咲ちゃんがしっかりしすぎていて、お顔のきれいな男性陣を手のひらで転がしているんですね。それがおかしくて、コミカルで私のお気に入りのシーンです」と話した。
美咲の学校の担任・山岡晴美を演じる草凪は「私が演じる山岡先生は、大変な人たちに寄り添っている役なので、中にはそういう人もいるんだなと注目していただきたいですし、監督が普段ホラー映画を作られている方なので、要所要所にヒヤッとするシーンやドキッとするポイントが多いなと思っていて。私はホラーが苦手なので見られないと思いましたが、無事に見られたので、ホラーが苦手な方も安心して見てください」とにっこり。
綾城展隆を演じるひかるは「楽しい映画だと思います。私は事務所をやっておりまして、そこの子どもたちがたくさん出ているので、そのあたりも見ていただけたらなという宣伝も入れておきます(笑)」と力を込めた。
また、撮影時のエピソードを聞かれると、里中は「僕の役がコテコテの関西弁なので、こんなに思いっきり大阪弁を喋れるのはすごく嬉しかったですし、コンビニ店員もやってみたかったので、それが経験できて楽しい時間でした」。
佐藤も「僕もコンビニは嬉しかったです。でも最初はSSサイズの服しかなくて、ピチピチの店員になりかけたんですけど、どうにか用意してもらえてよかったです」と胸をなで下ろして笑いを誘った。
加えて佐藤は「喧嘩のシーンがあって、当日に動きを決めたんですけど、ゴリゴリに強い人と僕が喧嘩をするときに(相手を)噛むシーンがあって、ポイントで使われるのかなと思ったんですけど、映像を見たら4回くらい噛んでいるシーンがあって、俺もかっこいいこういうの(殴るシーン)をやったのに……と思いました」と自身の役が弱々しく映っていることに対して口を尖らせた。
鈴木は「全体で5日間しかないタイトなスケジュールで、僕が参加したのは3日間なんですけど、時間がないので急遽、『このシーン、丸っきり変えます』ということがコンビニのシーンでありました」と裏話を披露。
白石は「印象に残っているのは、下駄箱で男子を殴るシーン。高遠美咲ちゃんってすっごい強気なんですよね。私自身は優しくてオカメインコを飼っているんですけど、台本を見た時に“どう殴ればいいんだろうと”とぐるぐる考えましたね」と回顧した。
井澤は「基本的には3人(緒方とひかる)のシーンが多かったので、先輩たちから学ばせてもらった感じで。最後の教室に乗り込むシーンでやっと皆さんとご一緒できたんですけど、僕が行った時には皆さん仲よくなっていたので、“俺、どうしたらいいんだろう”と。結果的には皆さんのチームワークに助けてもらった感じで感謝ですね」と吐露。
二葉は「双子の(二葉)要と役について話し合うことはなくて、テストの時に僕が要のほうを見たら全然目が合わなくて。リハ終わりに小さい声で『目合わへんねや』と言ったら、『あ、見んねや』と言っていて、そのまま本番に入ったらちゃんと目が合ったので、息ピッタリやなと思いました」と双子の息の合い方を自画自賛した。
緒方は「1日で2・3日分くらい詰め込まれていました。皆さんの主戦場は舞台の方々ですし、これが当たり前かなと思う方もいらっしゃると思うんですけど、全然違って。こんなスケジュール感はなかなかないですし、いろんなロケーションに行かせていただいたので、協力プレイで1分でも押さないようにとみんなが思っていました。皆さん前のめりで準備をしていて、私もそこを意識していましたが、そのおかげでそこまでこぼれずに順調に撮れたかなという気持ちがあります」とチームワークに自信を見せた。
草凪は「お家のシーンで肉じゃがや卵焼きを食べていたシーンがあって。私はそのシーンに出ていなかったんですけど、撮影が終わった後にスタッフさんが『食べていいよ』と言ってくださって、皆さんがバタバタと片付けをされている中、私は一人でムシャムシャ食べるという片付けをさせていただきました」と笑顔に。
ひかるは「僕はずっと同じ家の中だったんですけど、ありささんがアレルギーで、かわいそうになっちゃうくらいくしゃみをしていて。薬を飲みながら頑張り屋さんだなと思って、こういう若い人たちと一緒にできたのが嬉しかったですね」と目を細めた。
さらに、注目してほしいポイントについて、里中は「嘘の掛け合いだったり、監督のホラー要素も散りばめられていたりして、ライトに見やすい作品になっているので、細かいところまでいっぱい見てほしいです」と語り、佐藤は「どうしようもない奴らの必死さだったり、友だちや家族のために人間のうわっとしたものが出る瞬間が見られるところでですね」と明かした。
鈴木は「お二方(里中と佐藤)の暴露系YouTuberとしての解像度が高すぎるなと思って、僕は突撃された側なんですけど普通に怖いし、僕は絶対にぼったくりバーで働きたくないなと思いました。映像もYouTubeの編集みたいになっている小ネタもあるので、そこにも注目して見ていただきたいです」とポイントを紹介。
白石は「1本の映画の中でいろんなキャラクターたちが成長していって、表情もコロコロ変わってすごく面白い作品になっていますので、ぜひ何度も見に来ていただけたらなと思います」とおすすめした。
