『橙色の時』のピアノから始まり、音が重なって軽快なリズムの『友を思ひて』へと続く。
夏目が拾った一通の手紙。その持ち主の葵と出会い、物語が始まる。葵は幼なじみの女性・香を探しているという。人と妖ではあるが、歳の頃が近い夏目と葵の等身大の会話劇は、見ているこちらまで笑顔になる。そこにニャンコ先生も加わり、葵の過去が語られる。
この演目の見どころのひとつは、葵と香の回想シーンだろう。幼い頃の2人も小野大輔と小松未可子が演じる。あどけない2人の姿が見えてくるような掛け合いは、さすがの一言。時間軸を自由に前後できるのも、想像力で映像を補完する朗読劇ならではの面白さだ。
香への想いは断ち切ったという葵だったが、夏目は妖が見える香に自分自身を重ね、会ってみたいと葵に告げる。葵が手にしていた手紙が香の結婚式の招待状だったと知った夏目は、単身で香に会いに行くが、その招待状は香の仕掛けた罠で――。

印象的だったのは、香からもらった手紙を葵が燃やすシーンだ。空から無数の手紙がゆっくりと落ちてきて、赤い光に包まれる。燃えていく香の言葉。その手紙をじっと見つめる葵。燃えた手紙はやがて空へと舞い上がり、炎のような赤い光はやがて七色へと変わる。その様子はまるで思いが浄化されていくようでもあった。想いは燃え尽きてなどいなかったのだ。

ラストは2人を祝福するかのように白い羽が空を舞う。美しい光景の中、極上の芝居と音楽に胸が満たされ、本編の幕が閉じた。
夜公演が終了した後は、キャストと演出・岡本貴也によるアフタートークが開催された。キャストそれぞれがこの日の感想や見どころを語り、20年近く愛され続けている作品ならではの貴重なエピソードも披露された。

『SOUND THEATRE×夏目友人帳 ~音劇の章 夏霞~』夜公演の模様は、8月2日(日)23時59分までU-NEXTにて独占配信中。公演のほか、出演キャスト、スタッフ登壇によるアフタートークや出演キャストによる開演前・終演後のコメント映像も視聴できる。
提供:オフィシャルレポート
配信情報
【配信公演】2026年7月18日(土)[夜公演]18:30開演(配信開始18:00)
【販売期間】8月2日(日)19:00まで
【見逃し配信期間】8月2日(日)23:59まで
【価格】4,400円(税込)
【購入者特典】出演キャストによる生コメント映像
【視聴・購入ページ】https://t.unext.jp/r/natsume_live
※2026年7月18日(土)18時30分開演の夜公演(アフタートーク含む)の模様を配信。
※上記公演概要は予告なく変更となる可能性あり。
