
映画『東京逃避行』が5月4日、横浜国際映画祭で上映され、舞台挨拶に寺本莉緒、池田朱那、綱啓永、高橋侃、秋葉恋監督が登壇した。
秋葉監督の実体験から生まれた、トー横”封鎖後”のリアルを描く本作。居場所を失った4人の想いと運命が交錯する、たった一夜の逃亡サスペンス。

秋葉監督は「もともと短編映画で制作したものが、東京インディペンデント映画祭でグランプリをいただいて。そこで藤井道人監督プロデュースのもと、長編映画化するという形になりました」と制作に至るまでの経緯を説明。
長編映画デビューとなった本作について、「みんなと大変なことを乗り越えてきたので、終わりが近づいてきちゃっていることを改めて感じて、一人で悲しんでます」としみじみ語ると、キャスト陣から「一人じゃない一人じゃない!」とすかさず愛あるフォローが飛んだ。

撮影に臨む前の心境について、寺本は「私は短編映画を拝見させていただいたときに、『こんなことが実際に起こっているのか』という疑いと、『でも本当に起こっているんだろうな』と受け止めなきゃいけない現実に、ちょっと心配になりながら。でも、こういうリアルを届けられるのは素晴らしいことだなと思って、すごくオーディションが楽しみになりました」と当時を回想。

池田も「(演じる)日和として台本を読んだときに、トー横っていうものを知り尽くしてなければいけないなと。私は群馬育ちで本当に普通の高校生活を過ごしていたので、日和の生活に近い部分が皆無で。役作り、そして日和の生活のバックボーンをしっかりと理解しなければ、ペラペラの人物になってしまうという恐怖感がありました。でも、それがうまく表現できたら、きっといい映画になるんじゃないかな、という楽しみが入り混じっていた」と素直な思いを口にした。
