伊藤健太郎、膨大な説明ゼリフに本音「痺れましたね、台本を見た時には」『100日後に別れる僕と彼』イベントレポ①

本作はドキュメンタリー取材が題材となっており、通常のドラマとは少し違った撮影に。

伊藤は監督と丁寧にディスカッションを交わしたといい、 「面白かったですね。ドキュメンタリーのシーンは、パッとテレビをつけた時に『これはドラマなのか、それともドキュメンタリー番組を見ているのか、ちょっとわからなくなるような錯覚が起こせたら面白いよね』なんて話をしていて。そこに対しての“生感”というか、お芝居、セリフ一言一言、すごく意識した部分はありました」と説明。

「綺麗にセリフを喋るというよりは、ノイズを大事にしようと。『えっと』とか『あの』みたいな部分をちょこちょこ挟むことで、すごくリアルな感じに近づける。そこは今までの作品とは違ったスタイルではあったので、すごく勉強になりましたね」と話した。

伊藤には膨大なセリフが待ち構えていたそうで、寛一郎が「健太郎は本当に(セリフが)多かった。びっくりしました。僕も台本を見ながら、かわいそうだなと思って(笑)」と漏らすほど。

伊藤自身、1話と2話の本読みについて「最後とか、ずっとなので『え?』みたいな(笑)。びっくりするんです。でもドキュメンタリーだから、それはもうしょうがないことなんですけど」と苦笑い。寛一郎も「1、2話は『俺いる?』みたいな感じだったよね(笑)。ずっと健太郎一人で喋ってた」と驚きを口にした。

伊藤は「説明ゼリフって本当に覚えるのが大変で。僕ら界隈ではよく『説明セリフかぁ』となるんですが……痺れましたね、台本を見た時には」と本音をこぼし、ノイズを生かす演出に「助けられた部分はあったのかも。一言一句、台本通りに言ってくれと言われたら大変だったかもしれない」と振り返った。

密着取材を受ける役柄を演じるにあたり、寛一郎は「僕は取材されるのが好きじゃないので……」とぽつり。その後、「もちろん役の話ですよ?」と挽回しようとするも、伊藤は「好きじゃないよねー。“僕”って言ってたもんね」とニヤリ。寛一郎はそれを認め、「佑馬を演じる健太郎を横で見ながら、頑張ってるなーって。寛一郎としても、樹としても、そう思ってた」とリスペクトを語った。

一方、取材をする立場だった鳴海は「普段カメラを向けられる仕事をしている身としては、すごく学びのある時間でした」としみじみ。「樹が拒絶していることにもすごく胸が痛んだり、そういう瞬間が多々あった」と、俳優ならではの葛藤を明かした。

最後に、寛一郎は「ジャンル関係なく、いい人間ドラマになっています。本当に出ている方たちが素晴らしいお芝居をしているので、最後まで楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と作品をアピール。

伊藤は「LGBTQが一つ題材として大きくありますので、恋愛的な部分や人間関係を含めて、すごく生々しく描かれています。春日佑馬として僕が喋っている中で、僕自身もすごく考えさせられるセリフがたくさんありました」と語り、「日常で生きている中でも、皆さんにグサッと刺さるようなシーンだったり、セリフだったりがたくさん散りばめられていますので、ぜひとも大切に大切に、ワンシーンワンシーンを受け取っていただきたいです」と締めくくった。

取材・文/nakamura omame

※レポートは全3本掲載中。関連記事から、ぜひご覧ください!

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