
Vシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』の舞台挨拶が9月30日、東京・新宿バルト9で行われ、佐藤祐基、徳山秀典、加藤和樹、荒木飛羽、小寺結花、石田秀範監督が登壇した。

佐藤は「ただいまー!」と観客に呼びかけ、「皆さんはまだ(映像を)見る前ですね。いいなぁ、このいい物語をまだ知らないんですね。本当に楽しみにしててください」とメッセージ。徳山は「全国の隊員、兄弟たち、ただいま。たくさん笑って帰ってくれ。以上です」と役柄を交えて挨拶し、加藤は「ただいま!今日は最後まで楽しんでいってください」と笑顔を見せた。

新作制作のきっかけは、徳山の一声だったそう。「たまたまプロデューサーの方たちと会っている時に、『ところで仮面ライダーカブト20周年っていうものはどうなんでしょうね?』と言ったら、『え、キャストのみんなはどうなのかな?』と。そこですぐに、いろいろと連絡しまして……大したことはしてないです」とコメント。
これに対し、佐藤は「いや、でもね、そのきっかけがないと始まらないですから。徳山さんがこう動いてくれないとここにはいないですし、皆さんにしっかりとした続編をお届けすることはできなかったので、本当にありがとうございます」と感謝した。

すると徳山が「皆さん、さらに続編があるということなのでお楽しみに!」と追加情報を解禁……かと思われたが、実際にはその予定はない様子。観客に向かって「こういう時こそ笑っていいんだよ?」と声をかける徳山だったが、佐藤は「今のはわからないです!」、加藤も「ちょっとレベルが高いっす」と息ぴったりの掛け合いを見せた。
20年ぶりの現場でキャスト陣が驚いたのはテクノロジーの進化。当時はADが丸めてポケットに突っ込んでいた台本が、今や全員タブレットになり、その場で合成のラフイメージを確認できるスピード感に時代の流れを実感したという。
一方石田監督は、当時のキャストたちとの思い出を回顧。「もう現場に行くのがツラくてね。今日も怒らなきゃいけないのか、どうすりゃちゃんとセリフを言ってくれるのかと。変身ポーズをさせたら、百姓がクワを抱えてるような……」と苦笑い。「誰だよ」ととぼける佐藤だったが、徳山から「お前のことだよ!」とツッコミが(笑)。
石田監督は「ところが、やっぱり20年経つと成長しますね。夜はぐっすり眠れました。やっぱりお芝居は上手になるし、NGの数は減るしね。その代わり、ああだこうだああだこうだグジグジ言うし」と笑わせた。

今回の撮影においても、実は一度、監督から怒られたという徳山。「『よーいスタート』とカメラが回った時に、佐藤くんが『矢車さん!』と言うべきところで、『徳山さん!』って言ったんですよ。一生懸命、芝居を続けようと思ったんですけど、目の前にいる佐藤くんが『すいません、ほんとほんとすいません』って言ってるから、僕、笑っちゃったんです。そうしたら石田監督が『徳山、お前ヘラヘラしてんじゃねえよ』って」と暴露。
佐藤が「先輩、他責は良くないぞ!僕のせいじゃない」と言い返すも、「いやいや、お前のせいだよ」と加藤。徳山は「そうだね。それでもやるべきだった、すみません」と笑顔で謝罪した。

撮影を振り返り、加藤が「単純に懐かしさももちろんありましたけれども、我々の使っていたゼクターとかライダースーツも当時のままで」と切り出すと、「ちゃんとボロボロなんだよね」と佐藤。加藤も「そうなんですよ!」と共感し、「そこにちょっとグッとくるものがあって。20年経って同じ役をやれるってすごいことだな、ありがたいことだなと、すごく感じました」と続けた。
